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    <title>Kelly is</title>
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    <category>Weblog</category>
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      <title>Kelly is</title>
      <link>http://kellyis.net/</link>
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 <title>Happy New Begnning</title>
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<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20100204-P1010013.JPG&amp;width=1536&amp;height=2048&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=1536,height=2048');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20100204-P1010013.JPG">null</a></a></div><br />
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祝 春節<br />
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誠恐誠惶<br />
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A lot of Luv for you! Peace,Luv and Justice to all<br />
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Many thanx  感謝 感謝 感謝！2010/02 <br />
<br />
KELLYis so luxury]]></description>
 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=310</comments>
 <pubDate>Thu, 4 Feb 2010 07:48:00 +0900</pubDate>
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 <title>From 2009 to 2010</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=307</link>
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 <category>Profile</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=307</comments>
 <pubDate>Tue, 5 Jan 2010 20:09:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>Happy Holiday!</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=297</link>
<description><![CDATA[<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/hgvJo-ZNIK8&hl=ja_JP&fs=1&"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/hgvJo-ZNIK8&hl=ja_JP&fs=1&" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object><br />
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Happy holidays 4 U ! with a lot of LUV !! 2 TOKYO <br />
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謹んでありがとうございます...!<br />
皆さんの幸福と平安をお祈りいたします...!!<br />
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ONE 多謝  / 2009 KELLYis]]></description>
 <category>Music</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=297</comments>
 <pubDate>Fri, 25 Dec 2009 02:36:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>KELLY TIME</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=288</link>
<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20091226-KELLY_TIME.jpg&amp;width=360&amp;height=432&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=360,height=432');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20091226-KELLY_TIME.jpg">null</a></a><br />
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<A Href="http://shop.beams.co.jp/shop/beamst/goods.html?did=2143787&cid=7445&pno=1" Target="_blank">KELLY 2010 SS CatalogsNew!      / Contact sales BEAMS T</A><br />
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<A Href="http://shop.beams.co.jp/shop/beamst/image.html?gid=528037&p=-1" Target="_blank">   ....more detail</A><br />
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]]></description>
 <category>Apparel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=288</comments>
 <pubDate>Tue, 22 Dec 2009 02:47:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 7-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=295</link>
<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20091226-P1010278.gif&amp;width=768&amp;height=1024&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=768,height=1024');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/2/20091226-P1010278.gif">null</a></a></div><br />
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「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
<br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
<br />
<br />
<br />
真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
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__________________<br />
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verse 7<br />
<br />
　四万十のドライブイン「水車」。敷地にあるちょっと小高くなった芝地に3張りのテント。オレらはロウソクの灯りのもとに集まり、互いのことを語り合っていた。<br />
<br />
　ドレッドの男は名前をラムサと言った。アンゴラとスイスのハーフで、スイスでは気功を扱うヒーラーをやっているそうだ。口にタバコをくわえながら教えてくれた。ヒーラーでタバコってどうなのよとツッコンでみると、親指と人差し指でつくった輪の中に一本のタバコを通し、コレで毒素は抜けたから大丈夫だと胸を張る。キコウはキコウでも、奇行のほうのようだ。だいぶ怪しいヒーラーである。<br />
　<br />
　一方のリアル・ヘンラーはこのとき56歳。自分を「乞食坊主」だと言った。何がキッカケだったのかは敢えて聞かなかったが、四国をひたすらグルグルとまわり、このときがヘンロ73週目。ヘンロ旅を続ける中で、どこかの寺から「香水」という戒名をもらったという。<br />
<br />
　あの長いトンネルの手前で、くたびれた自転車の荷台に人生のすべてを積み込んで押しながら歩く香水さんの姿を見つけたラムサは、「彼こそ自分の探していたマスターだ」と直感したらしい。日本語がまったく話せないラムサと、英語がまったくわからない香水さん。2人はまさしく言語を超越した関係だった。<br />
<br />
　なわけで通常ではあり得ない展開なのだが、このオレ様が2人の会話を通訳してやることになった。ちなみにオレの英語はブロークンを通り越して、むしろニセ英語である。<br />
<br />
　ラムサは、香水さんを最初に見たときにインスピレーションでお気に入りのインセンスを渡したいと思ったと言う。香水さんにそれを伝えながら、オレはラムサに、彼の名前にある「香」というのはまさに「インセンス」という意味なんだぜ、と教えてやった。<br />
<br />
　するとオーマイガーッシュとばかりに、ラムサは自分と香水さんとの間に起きたシンクロにいたく感動した様子。そして真剣な眼差しで語るのだ。「オレはこのマスターについて行く！」と。<br />
「ところでキンぢ、彼にもうひとつ、ぜひ聞いて欲しいことがある」<br />
　ラムサは続ける。<br />
「天狗には、どこに行ったら会えるんだい？」<br />
<br />
<br />
　やはり奇行師だった。<br />
<br />
　「水車」をあとにしたとき、オレは再びひとりに戻っていた。香水さんとはまだまだ話したい気もしたが、またどこかで会うこともあるだろう。ラムサは香水さんと一緒に行くと言ってるが、どこまで本気やら。テントのないホリたちは撤収に時間がかからないため、早々に発ったらしい。ホリと連れは実は昨夜の時点で、一足先に38番・金剛福寺を攻めた後、同じ道を引き返してこの「水車」に戻ってきていたところだった。そのルートが次の39番札所への最短となるのだ。だからこれから38番へ向かうオレとは次の目的地が異なる。オレは一度進んだ道をまた引き返すことに抵抗を覚えるため、38番から39番へは遠回りしていくつもりだから、距離からしてホリより2日分は余計に歩くことになる。これで、もうヤツに会うこともないだろう。<br />
<br />
　「水車」以降、オレは1日の移動距離40kmのK点超えを3日間続け、一気に愛媛県内へと進んだ。歩きはじめてからの移動距離はすでに600km以上。その間に季節もゆるやかに変化しており、目を覚ました瞬間の体感温度が以前より少し涼しく感じられるようになった、ある朝のことだ。<br />
<br />
　テントから出たオレはふと思った。どこか大きな街に出たら、シュラフを買おう。夏なので携行していなかったのだ。しかしバックパックに荷物を詰め込んでいるうちに、まだまだ残暑が続いていることを思い知らされ、そんなことは忘れてしまっていた。<br />
　その日の昼近く。40番・観自在寺がある愛南町の路上でチャリンコに乗ったヘンラーのオッチャンとすれ違う。「こんちは～」と、いつものごとく挨拶すると、「兄さん、寝袋持ってる？」とオッチャンがやにわに尋ねてきた。<br />
「持ってないんすよ」<br />
「じゃあ、コレあげる」<br />
　あ。朝、買おうと思ったんだった。<br />
<br />
　宇和島では市街に入る前あたりから、雲行きが怪しくなっていた。確実に降る。先に避難しておくべきか。様子を見ながら歩き続けるか。オレは後者を選び、宇和島の巨大アーケード街まで一気に攻めることにした。<br />
　アーケードに入ったまさにその瞬間、猛烈な勢いで雨が路面をたたきはじめる。完璧なタイミングじゃん。そうだ、高知での休息中に軽く観光していたときも、こんな感じだったな。台風で外は雨だというのに、オレが出かける先だけはモーゼの十戒よろしく雲が割れ、あまつさえ青空まで覗き、濡れることはなかった。<br />
<br />
<br />
　もしや天気、操ってね？　オレ。<br />
<br />
　ちゃんと“真実の”時間の上にいま、乗っかているんだ。シンクロが濃密に加速していくのを感じていた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿<br />
<br />
<br />
NEXT・・・・・<br />
<br />
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]]></description>
 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=295</comments>
 <pubDate>Wed, 16 Dec 2009 23:02:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 6-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=294</link>
<description><![CDATA[<a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20091226-tsuki_005.jpg&amp;width=480&amp;height=640&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=480,height=640');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20091226-tsuki_005.jpg">null</a></a><br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
<br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
<br />
<br />
<br />
真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
<br />
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__________________<br />
<br />
<br />
<br />
verse 6<br />
<br />
　路上生活に時計はいらない。日の出とともに起き、太陽の角度で「とき」を測り、月の形と位置で日数の経過を知る。「とき」とは自然や宇宙そのものだ。<br />
<br />
　考えてみれば、この全宇宙には“もともとあるもの”と“あとからつくり出されたもの”の2種類しかない。ならば「とき」はあきらかに前者であり、自然の側に属するものである。自然はいくつものサイクルあるいは法則が有機的に結びついて、ひとつの全体を形づくっているが、だとすれば「とき」もまたそれを形成する法則のひとつということにならないだろうか。<br />
<br />
<br />
　自然という巨大な輪の“ある地点”で人間が何かすることによって、一見何の関係もなさそうなところにいる別の生物が絶滅するといった現象が起こるのは、ひとつの法則にもとづいた事実である。「とき」についても、同じことが言えるんじゃないか。<br />
　時間という巨大な輪の“ある地点”でオレが何かをすることによって、一見何の関係もなさそうなところにいる別のヤツに何らかの現象が起こる。これがシンクロニシティの基本的な原理なんだと、オレは思う。<br />
　まるで必然的に起こったかのような偶然を経験すると、オレらはそれをとてもパラノーマルで神秘的で重要な出来事だと考え、興奮したり、嬉しくなったりするが、実はシンクロというのは起こるのが当たり前の自然現象であり、時間が本来もつ「法則」なのだ。<br />
<br />
　それはいたるところで日常的に起こっているのだけれど、そのように日常的に発生している事象の多くは自分に直接的に関わっていないために、気付かないだけなのかもしれない。時計の針が示す角度やデジタル表示される数値の変化量こそが時間だと錯覚している現代型の暮らしの中にどっぷり浸かっているから、見えていないだけなんじゃないだろうか。<br />
　しかし自然や宇宙のいとなみから直接的に「とき」を読むような日々の中にいると、それは当たり前の事象となり、シンクロを実体験として拾いやすくなる。<br />
<br />
　そんなことを考えながらオレは高知市街を抜け、海沿いの国道をひたすら歩き続けていた。高知県内のヘンロルートは札所と札所の間の距離がやたらに長いところが多く、歩き好きにはたまらない。すっかり“歩くホリック”になっていたオレは歩行距離が長ければ長いほど楽しく、とりわけ高知での移動中はつねにハイになっている有様だった。<br />
<br />
　圧巻は、高知市街から55kmほど移動した場所に位置する36番・青龍寺（しょうりゅうじ）から37番・岩本寺までの約70kmと、そこからさらに80km先の足摺岬にある38番・金剛福寺へと至る計約150kmの道のり。歩けども歩けども次のポイントである寺にたどり着かず、ヘンロ旅をこのルートの途上で断念する者も少なくないというが、いや、むしろ楽しい。オレ的には、とてつもなく。何といっても歩行距離が長いほど、ランナーズハイよろしく“ヘンラーズハイ”を大量に得ることができるのだから、たまらない。脳内でエンドルフィンが過剰分泌され、オピウムを摂取したときと同様な至福状態が続くのだ。<br />
<br />
　疲労の臨界点の向こう側にある至福感を身体中にほとばしらせ、最初の70kmを台風を避けながら2日で移動。続いて休む間もなく足摺の金剛福寺を目指す。<br />
<br />
　日中の猛暑で、いまにもメルトダウンしそうな国道56号のアスファルト。左手に広がる太平洋。暖かい黒潮の影響か、独特の南国感を漂わせる高知の風土は何ともジャマイカンだ。そういえばジャマイカの国土は四国をちょうどひとまわり小さくしたぐらいだという話を聞いたことがある。島の中央部を覆う山々が海の近くまで迫っている地形もよく似ている。なんて知ったかしちゃったけれど、実際のところカリブはあるものの、ジャマイカにはありません、行ったこと。とはいえ高知の中でもとくに南のほうの海の透明度なんかは、確かにカリブ海を思わせるものがある。珊瑚も見られるしね。あとはラスタマンさえいれば完璧だ。<br />
<br />
　37番・岩本寺から50kmほど移動すると、いよいよ四万十川だ。渡し舟で川をわたり、続く国道の長いトンネルを抜けたところに「水車」という小さなドライブインがある。ヘンラーの間では「トイレも完備したキレイな」野宿ポイントとしてメジャーなスポットだ。オレも「水車」でビバークする予定でいた。<br />
　<br />
　トンネル内ではちょっとした音にもリバーブが激しくかかり、後方から迫り来る軽自動車の走行音がダンプカーの爆音に聞こえて、せっかくのハイな気分を一気に落としてくれるのだが、「キレイな」スポットで快適に野宿するには、そのような中を1.5km以上も歩かなくてはならなかった。<br />
　トンネルを抜けたとき、日はすでに山の向こうに暮れ、暗くなりはじめていた。「水車」にはよく見ると先客が2人ほどいるらしく、テントを設営している姿がシルエットで浮かんでいる。<br />
<br />
「こんちは。僕も野宿させてもらっていいスか」と声をかけたオレは、彼らの姿を見てすっかり興奮してしまった。<br />
　なぜなら2人のうち一方の男はガイジンで、肩まで伸びた髪はドレッドに束ねられていたからだ。おおっ、ラスタマン！　思っていた矢先のラスタマン!!　しかももう一方の日本人は、今回がヘンロ73週目（！）というリアル・ヘンラーじゃないですかっ!!!!　<br />
「ジャーラスタファーライ、ラーダマーシー、ナフリスペクト！」<br />
　心の中で、知っている限りのパトワを絶叫していたのは言うまでもない。<br />
<br />
　3人そろってテントを設営していると、あとからさらに2人のヘンラーがやってきた。すでにあたりは真っ暗だったが、１人はどこかで見たシルエットである。そいつが話しかけてきた。<br />
<br />
「キンぢさんじゃないですか～！」<br />
<br />
　お～～～～～～～～～～～～～～～～っ、ホリじゃんかぁ！　中華のコックでデブの!!　実はオレは高知市街でまるまる3日間の休息をとっていたのだが、どうやらその間にヤツが一気に歩を進めたらしい。足のマメは完治しているようで、はつらつと元気そうだ。カラダも以前会ったときより、だいぶシャープになっている。<br />
「10kg痩せました」<br />
　ヘンロダイエット。効果は絶大のようだ。それにしても、これだけの人数のヘンラーで野宿するのは初めてである。情報通のホリもいるし、これより先のルートや野宿スポットについていろいろ情報交換できるのはありがたい。いやそれ以上に、5人とはいえ久々の大人数にワクワクする。<br />
<br />
いつもよりちょっとだけ賑やかな四万十での野宿。灯りはほとんどなく、真っ暗闇に包まれた山間のドライブイン。天にかかる河は確かに神秘的だった。<br />
]]></description>
 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=294</comments>
 <pubDate>Wed, 16 Dec 2009 22:02:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 5-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=291</link>
<description><![CDATA[<a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20091226-20091127-00000000-agara-l30-view-000.jpg&amp;width=351&amp;height=450&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=351,height=450');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20091226-20091127-00000000-agara-l30-view-000.jpg">null</a></a><br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
<br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
<br />
<br />
<br />
真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
<br />
<br />
__________________<br />
<br />
<br />
<br />
verse 5<br />
<br />
　室戸岬を西側にまわってしばらく歩いたところにある道の駅で、静岡の農園で働いているというヘンラーに会った。彼は26番金剛頂寺へ至る長い長い上り坂で、靴下を血で真っ赤に染め、片足を引きずりながら歩くヘンラーを目撃したという。<br />
<br />
<br />
「マメが何重にもできて破裂しまくったみたいで、すっげ辛そうだった。もう民宿に２泊ぐらいして、まずは足を直すことに専念するっつってた」<br />
　よくよく聞いてみると、その血染めの男は東京の中華料理店でコックをしていて、身体は太っていて……ってホリじゃん、それ。おおっ、こんな近くまでヤツは来ていたのか。<br />
<br />
　その夜、オレは加領郷（かりょうごう）という小さな町にある大師堂（弘法大師ゆかりのお堂）の前庭で野宿した。海岸の岩場にあり、波の砕け散る音がむしろうるさかったが、そこからちょうど見える湾の反対側で花火大会がはじまり、特等席での見物とシャレこむことができた。<br />
　室戸の手前でケンちゃんと別れて2日。たぶん彼はまだ後ろにいるだろう。体操のお兄さんの仕事があるため、旅をいったん切り上げてそろそろ帰らなくてはならないと言っていたから、もう会うことはないかもしれない。連絡先ぐらい聞いておけばよかったが、ま、しょうがない。<br />
<br />
　翌朝、いつものように日の出とともに起き、荷物をまとめていると、チャリに乗った若いヘンラー、ヒデキが声をかけてきた。<br />
「おはようございます。キンぢさんっすよね!?　一発目で会えるとはラッキーだな。ケンちゃん知ってますよね？　実はここのひとつ前の野宿スポットで昨夜一緒だったんすよ」<br />
　ヒデキはケンちゃんの連絡先を書いた納札（おさめふだ。詣でた寺に自分の名前などを書いて納める紙の短冊で、出会ったヘンロ同士が連絡先を交換するようなときも名刺代わりに使う）をオレに渡すよう託されたそうだ。オレがモヒカン頭だったため、簡単に探し出すことができたようで、ヒデキは満足していた。<br />
「それじゃ確かに渡しましたから」<br />
　ヒデキはそう言うと、チャリで颯爽と走りだした。オレも次の場所へと移動を開始する。<br />
<br />
　尋常でなく暑い日が続いている。昨夜の花火大会を主催した町、奈半利（なはり）の小さな食堂でカキ氷を喰った。自動的にスイカ3切れが付いてくるほか、帰り際には携行食としてゆで卵と、キンキンに氷らせたPET入りのお茶までいただく。しめて100円。オセッタイ、まじ最高です。<br />
　高知のひとはやたらに気前がよく、オセッタイしてくれるひとがたくさんいる。街中ではヤクザ風の男が、反対車線を走っていたクルマをわざわざ急停車させて、「兄ちゃん、オセッタイや」とやはり氷らせたお茶をくれた。<br />
　そんな多くのサポートがあったからだろうか。この日は歩きに歩いて、歩行距離はこれまでの最長不倒43キロ超えをマーク。記録をつくりに来ているわけではないので、こんなこと自慢にはならないが、自信にはなる。すげーんだよ、オレの脚。<br />
　<br />
　高知市街に入る直前に位置する夜須（やす）という街の道の駅にたどりついたときは、すでに真っ暗だった。暗闇の中に見覚えのあるテントが見える。<br />
　翌朝、目を覚ますと、テントから見たことのある男が顔を出していた。ぬぬ？　ケンちゃんじゃん！　今回の旅は前日をもって切り上げ、今日四国を発つのだという。とりあえず野宿できるところを探して、夜須まで電車で来たそうだ。だいぶ後方にいた彼がここまで一気に移動してくるなんてオレは思いもしなかったし、ケンちゃんだって、まさかオレがここまで一気に歩を進めているとは思っていなかったようだ。この期に及んでのまた再会。オレらは笑った。その恐るべき濃厚なるシンクロに。<br />
<br />
　路上生活を続ける旅人たちの人生は路上で交錯する。路上にいる限り、何度も何度も交錯する。壁の内側ではけっして働くことのない、それが路上の法則だ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿<br />
<br />
<br />
NEXT・・・・・<br />
<br />
<br />
]]></description>
 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=291</comments>
 <pubDate>Wed, 16 Dec 2009 21:02:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 4-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=286</link>
<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20090524-DARUMA.jpg&amp;width=640&amp;height=480&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=640,height=480');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20090524-DARUMA.jpg">null</a></a></div><br />
<br />
<br />
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<br />
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<br />
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<br />
<br />
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<br />
<br />
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<br />
<br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
<br />
<br />
<br />
「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
<br />
<br />
<br />
真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
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<br />
__________________<br />
<br />
　<br />
verse 4<br />
<br />
　徳島の小松島でケンちゃんというヒッピーなヘンラーと仲良くなった。徳島から高知にかけての太平洋側で、そそり立った岩を見つけては「カッコイイわぁ……」といちいち立ちどまる、クライミングが好きなナイスガイだ。「体操のお兄さん」という爽やかな仕事をしているけれど、根はDUBやディープなクラブミュージック、パーティが好きな旅人。オレとはとても気があった。<br />
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　さて、ヘンラーは基本的に単独生物だ。群れることを好まない。だからヘンラー同士で仲良くなっても、ともに行動するとは限らない。たとえばケンちゃんが歩き疲れて休憩しても、オレがとくに休憩したくないのであれば、相手に合わせることなく「じゃ、先行ってるわ」となる。逆にオレが休みたくてもケンちゃんがそうでなければ、「休んでいくから、先行ってて」てな具合。<br />
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　計1200キロを踏破するには、自分のペースをキープすることが何よりも大切なのだ。相手をリスペクトし、互いを尊重しあうということは、こういうことなんじゃないかと思う。もちろん行動をともにしたほうが互いに疲れを忘れて楽しめそうなときは、そうする。これが真の意味での利害の一致というヤツだ。<br />
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　ところが不思議なもので、とっくに追い抜いたはずの人に数日後に追いついて、野宿や休憩スポットで再会するなんていうことがヘンロ中はしばしばある。オレの歩行速度は時速約4.5キロ。日に40キロ以上歩くことも多く、平均よりもややハイペースな部類に入るのだが（別に急いでいるわけではなく、オレにちょうどフィットするペースがこれ）、その分どこかで疲労のシワ寄せが訪れ、長めの休憩を入れる必要も出てくる。しかしその間もほかのヘンラーたちはそれぞれ自分のペースで歩き続けているわけで、いつのまにやら今度は彼らのほうが先を歩いていたりするのだ。結局のところプラマイゼロってこと。個人間の差なんて瞬間最大風速みたいなもので、ちょっと離れたところから眺めてみれば、誰もみんな大差ないのだ。<br />
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　ケンちゃんとは何度もこのような再会を繰り返した。<br />
　すでにどちらが先にいるのかわからなくなっていた徳島と高知の県境。朝、野宿地でバックパックに荷物を詰めていると、目の前の国道55号をちょうどケンちゃんが歩いている。<br />
　ヘンラーの再会はいつもこんな感じだ。<br />
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　延々と太平洋沿いに伸びる55号には、室戸岬手前の佐喜浜港まで、真夏の太陽から避難する場所がほとんどない。ドライブなら心地よいだろうが、ヘンラーには最悪の環境だ。飲料の自販機もないので、水分補給のタイミングを誤るともはや地獄である。そんな中、オレらはつるんで歩きながら、ホリの話題で盛り上がっていた。中華のコックでデブの、あのホリだ。ケンちゃんも、当たり前のように徳島県内の野宿スポットで彼に会っていた。<br />
　ホリが詳しいのは、どうやら喰い物カンケーだけではないらしい。野宿スポットやヘンロ小屋（地元の人が無償で提供する休憩所）情報のほか、オセッタイで安く泊まれる宿など、やたらヘンロ情報通のようなのだ。<br />
「アイツ、いまごろどのへん歩いてっかな」<br />
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　ケンちゃんとまたまた別れ、左手に太平洋を見ながら55号を南下していく。佐喜浜港の先にある国道沿いの展望スポット夫婦岩で、タイムリーなことにホリと再会した。<br />
　彼はだいぶ疲れきっていたが、それでもやたら情報通で、使わなくなったバスをヘンロ小屋として開放しているひとからこんなオセッタイを受けたとか、歩きヘンロがよく利用するある銭湯では野宿スポットの一覧表が配られているといった話をしてくれた。そればかりか、どこどこの寺にあるナントカは弘法大師が実際にナンチャラしたところで……と、ハンパない情報通ぶりを披露。すげぇ。ヤツの太った身体には脂肪のほかに、大容量HDDが内蔵されているんじゃないだろうか。<br />
　まだまだ明るい時間帯だったが、今日はもうここで野宿するというホリを置いて、オレは夫婦岩をあとにした。<br />
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NEXT・・・・・<br />
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 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=286</comments>
 <pubDate>Sun, 24 May 2009 03:33:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 3-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=283</link>
<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20090524-DARUMA2.jpg&amp;width=500&amp;height=335&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=500,height=335');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20090524-DARUMA2.jpg">null</a></a></div><br />
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「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
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「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
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真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
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verse 3<br />
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　人類の祖先が類人猿から枝分かれして600万年。この頃、すでに彼らは直立二足歩行をはじめていた。人類の歴史は二足歩行とともにあるのだ。人間の最も原初的な機能である歩くという行為には、つまりこれだけの歴史が詰まっているわけだ。<br />
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　数十キロの距離を徒歩だけで移動するなど現代の暮らしの中ではとても考えられないことだけれど、毎日続けていくことで、おそらく脚にプリインストールされている600万年分の遺伝情報が活性化するのだろう。クルマにたとえるなら“ならし運転”終了までに、１週間とかからない。<br />
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　30～35キロ。毎日歩くという前提なら、1日の歩行距離はこのぐらいがベストだ。コレ以上だと疲労が残り、翌日に響く。徒歩の旅を続けていると、ただでさえ足はむくんでひとまわり大きくなり、靴の中で当たる。そのまま無理を続けると厄介だ。当たる部分にマメや血マメができたり、ムレて皮がベロンとむけたりする。そうなると歩行は困難になる。<br />
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　マメの上にさらにマメができ、痛みをこらえながら壮絶な顔で歩いているヘンロは多い。彼らは見るからに辛そうに、金剛杖を文字どおり杖にしながら、『スターウォーズ』のC-3POみたいにヒョコヒョコ歩くので、遠くからでもすぐわかる。<br />
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　ホリもそんなひとりだった。30代前半で肥満気味の彼は、東京で中華料理のコックをしているという。四国へは長期の休暇をとって来ていた。ホリと会ったのは徳島市街。互いにまだ歩きはじめてまもないときだったが、彼の足はすでに瀕死の状態だった。地図を見せてやると、「あそこのうどん屋、歩きヘンロは半額っすよ」と教えてくれる。デブだけに、喰い物情報に関しては鋭敏なアンテナを張り巡らせているようだ。<br />
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　四国には、オセッタイとして通常の半額など格安で飯を喰わせてくれるうどん屋や定食屋が結構ある。バスやクルマでまわる88ヶ寺めぐりの観光ヘンロにはなく、バックパッキングの歩きヘンロ限定のサービスだ。ちゃんと差別化してくれてるのが嬉しいってもんだ。<br />
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　どこの寺にも必ず、汚れていないキレイな白衣（びゃくえ）に輪袈裟（わげさ）、金剛杖、菅笠（すげがさ）スタイルのステレオタイプなヘンロが群れをなしている。オッチャン、オバチャンの観光ヘンロだ。彼らは観光バスで移動し、寺だけを巡る。だがオレが思うに、ヘンロの真髄は自分の力だけで移動するというエクストリームな旅の中にこそあるのであって、寺を参ること自体に意味はない。<br />
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　とはいえヘンロというのは一大観光産業だし、観光産業あっての四国88ヶ寺だ。毎年数十万人が訪れて金を落としていくんだから、彼らの存在は何よりもありがたいだろう。それに彼らのほうがオレらなんかより、はるかに宗教心も強いしね。「巡礼」という意味では、オッチャン、オバチャンたちのほうがよっぽど現代版ヘンロに相応しいかもしれない。<br />
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　だからオレは自分を「ヘンラー」と名乗ることにした。ヘンロの歴史とか背景とかよく知らないし、空海こと弘法大師が何をやった人なのかもよくわからんし、宗教心ないし。つーかそんなん全部どうでもいいし、もっと軽～い感じでいきたいし、そもそもヒッピーでアシッドなレイヴ感覚で四国まで来ちゃってるわけだし。オレを「おヘンロさん」なんて、頼むから呼ばないでくれ。いいかい、ヘンラーは観光バスなんか乗らないんだよ。<br />
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　すでに白衣は着ていない。ペラペラの白い綿に「南無大師遍照金剛（なむだいしへんじょうこんごう）」と筆文字フォントでプリントされた安っぽいデザインは置いておくとしても、白衣には機能性がまったくない。吸水性が高い一方で発散性は著しく低いので、いつまでも吸った汗が乾かないのだ。これでは気化熱に体力を奪われてしまうため、かえって着ないほうがいい。ヘンログッズの中で最も無駄なアイテムだ。<br />
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　金剛杖はどこかに置き忘れてきた。これは山道を歩くときに便利だが、棒切れなど山に行けばいくらでも落ちている。首にかける輪袈裟は、寺を参るときの正装にあたる参拝グッズ。信仰に “正しい装い”とか関係ないだろと、信仰心など1ナノグラムもないクセに思ったりもしたが、境内に入ったときは首からブラ下げてみた。雰囲気、雰囲気。菅笠は日除け、雨避けにはなるが、頭よりバックパックにかぶせたほうがカッコいい。<br />
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こうしてオレはヘンラーになった。<br />
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 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=283</comments>
 <pubDate>Sun, 17 May 2009 03:33:00 +0900</pubDate>
</item><item>
 <title>The Text of Modern HENRER -verse 2-</title>
 <link>http://kellyis.net/?itemid=278</link>
<description><![CDATA[<div class="rightbox"><a href="xml-rss2.php?imagepopup=2/20090219-090218.jpg&amp;width=500&amp;height=375&amp;imagetext=null" onclick="window.open(this.href,'imagepopup','status=no,toolbar=no,scrollbars=no,resizable=yes,width=500,height=375');return false;" class="thumbnail"><a href="http://kellyis.net/media/thumbnail/2_20090219-090218.jpg">null</a></a></div><br />
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「ヘンラー通信 extended remix」 <br />
<A Href="http://www.88d.jp/" Target="_blank">あきもとキンぢ</A>作<br />
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「ヘンラー通信extended remix」は、2005年8～9月にかけて四国を遍路した際の路上生活旅の記録を、友人知人に向けて一方的に送りつけたケータイメール版オレ専用スパム媒体「ヘンラー通信」を改変したリミックスヴァージョンです。<br />
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真実は路上にある。<br />
路上とは宇宙である。<br />
by　オレ<br />
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verse 2<br />
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　札所と札所の間の距離はまちまちで、1kmもないところもあれば、70km以上あるところもある。徳島の1番から10番までは計28kmほど。ふだん歩きなれていない人や体力に自信のない人でも、一気に攻略することのできる距離だ。初日はそれでもけっこうキツイが、数日もすれば30km程度の距離など屁でもなくなる。ニンゲンのカラダはそうそうヤワにはできていないのだ。<br />
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  四国が旅人にとって世界で最もやさしい場所である理由のひとつが、ヘンロとともにある「お接待」という文化だ。地元の人が飲み物や食べ物、お金をくれたり、ときには宿を無償で提供してくれるなど、ヘンロの旅を物理的・精神的にサポートしてくれるスバラシすぎる伝統なのだ。<br />
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  ヘンロにはそもそも仏道修行としての側面があり、昔からヘンロをする者は真言密教を日本に伝えた空海＝弘法大師と同等に扱われていたらしい。つまりオセッタイとは「お大師サン」をもてなす象徴的行為でもあるわけだ。<br />
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  頭髪の両サイドを剃り上げたモヒカン頭のオレがオセッタイを受け、「ありがとうございます」と合掌している姿は、客観的に見てなかなかクールだったろうと思う。<br />
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　徳島での初日、霊山寺を出た直後に、オレは最初のオセッタイ体験をした。向こうから霊山寺に向けて歩いてくるアンチャンが、「冷たいものでも飲んでください」とやにわに100円玉を渡してくるのだ。<br />
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「おおっ……、コレがオセッタイってヤツか！」<br />
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  興奮したね。彼はおそらくすべての寺をまわり終えて、88番大窪寺から霊山寺にお礼参りに来るところだったんだろう。後ろにいた奥さんか彼女と思しき女性ともども尋常でないくらい真っ黒に日焼けしているうえに、全身が充実感いっぱいに汚れていた。疲労がたまっていることもあるだろうが、ふたりの表情には緩みが一切なく、内側からいまにも弾け出て爆発しそうなエネルギーを必至の形相でこらえているように見えた。それは彼らの人生の中で最も濃密な時間のひとつだったにちがいない。オレが興奮したのは初オセッタイ体験に加えて、そんな彼らのリアルな「生」に触れたからかもしれない。<br />
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  その夜、オレはクルマの荷台で寝た。10番切幡寺を終えて立ち寄ったうどん屋のオヤジに「ここいらで野宿できる場所はないか」と尋ねたところ、それならば店の前に停まっている営業用のワゴン車を使えばいいというのだ。朝はそのまま勝手に出て行って構わないからと。これもオセッタイ。うどん屋が経営する併設の宿の浴場も半額で使わせてくれた。ヤバイ。ヤバすぎるぐらい、ありがたいじゃないの。しかしこの地では、それが当たり前なのだ。<br />
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  初めての旅ではもちろんない。無茶な旅も何度か経験してきた。だが今回の旅はそれらと比べて圧倒的に濃度が異なる。20歳を過ぎたばかりの頃、本がボロボロになるまでクソ何度も読んだJ・ケルアックの『路上』を思い出していた。いまや世界から消滅してしまったホーボースピリットがこんなところにあろうとは。<br />
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  四国での路上生活の旅は、こんなふうにはじまった。<br />
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 <category>Travel</category>
<comments>http://kellyis.net/?itemid=278</comments>
 <pubDate>Wed, 18 Feb 2009 00:36:00 +0900</pubDate>
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